クラス Sapie::CTimerController

タイマー制御クラス [詳細]

#include <TimerController.h>

Sapie::CTimerControllerに対する継承グラフ

Sapie::CControllerBase

Public メソッド

 CTimerController ()
 コンストラクタ
virtual ~CTimerController ()
 デストラクタ
long SetTimer (unsigned long interval, unsigned long count)
 タイマを開始する。
long CancelTimer (long reqIDNo)
 タイマをキャンセルする。

説明

タイマー制御クラス

指定された周期で定期的にイベント発生させる機能を提供する。

タイマの設定は SetTimer() メソッドを用いる。 SetTimer メソッドを呼び出した時点から、指定された周期で指定された回数タイマイベントが発生する。

タイマの実行を途中で中断する場合には、 CancelTimer() メソッドを用いる。これを呼び出した時点で タイマの実行は終了し、タイマイベントはその後発生しない。

なお、本クラスを利用したタイマの精度は10ミリ秒程度である。周期として10ミリ秒以下の値を指定しても 10ミリ秒以下の間隔でイベントが発生することはなく、イベントの発生間隔は、最大10ミリ秒程度の 誤差を含む。

本クラスのメソッドの処理で何らかの異常があった場合には、そのエラーの内容を GetErrorCode() メソッド で取得する。


関数

long Sapie::CTimerController::SetTimer ( unsigned long  interval,
unsigned long  count 
)

タイマを開始する。

本メソッドをコールすることによりタイマが開始される。 引数として指定した周期ごとに、指定した回数タイマイベントが発生する。

本メソッドを複数回呼び出した場合は、呼び出した回数だけタイマがスタートする。 本メソッドの呼び出しと、タイマイベントを紐付けるために、要求識別番号 が利用できる。本メソッドの戻り値として返された要求識別番号と同じ番号が OnTimerイベントの引数として渡される。

引数:
[in] interval タイマーの間隔(ミリ秒)
[in] count タイマイベントが発生する回数。0を指定すると無限回。
戻り値:
要求識別番号を返す。異常時は0を返す。

long Sapie::CTimerController::CancelTimer ( long  reqIDNo  ) 

タイマをキャンセルする。

SetTimer メソッドで指定したイベント回数を待つことなく、タイマの実行を中止 したい場合に本メソッドを使用する。引数として渡された要求識別番号に対応する タイマを停止する。要求識別番号に0を指定した場合には全てのタイマを停止する。

引数:
[in] reqIDNo 停止するタイマの要求識別番号。0を指定した場合には、全てのタイマを停止する。
戻り値:
正常時は0以外、異常時は0を返す。


このクラスの説明は次のファイルから生成されました:

SAPIに対してFri Aug 2 21:58:33 2013に生成されました。  doxygen 1.5.5